市場調査関連の業務で得られる6つのスキルと活用

市場調査関連業務で得られるスキル自分の商品づくり

デザイン業界のときに触れ始め、お客様に「こうすると効果があると思います」と提案するときに
「市場のニーズはこうです」ということを示すと効果的ということを覚えました。
この「市場のニーズ」を調べることを簡単にいうと「市場調査」といいます。
この業務についたとき以下のようなスキルが身につきます。

どんなニーズを調べるかをきちんと把握する

市場調査は「調査」なので、「何について」調べるかを間違ったら意味がありません。お客様が知りたいことを正確につかんで調査をします。
例えば、スマホゲームを利用している年代を調査をします。調査の結果、「よくスマホゲームをする年代の多くは10~20代が他の年代よりも圧倒的に多い」となれば10~20代をターゲットにしたゲームづくりをしよう、となります。
なので、まず「何を調べるかを把握する」スキルが得られます。

市場調査の方法

市場調査方法はいろいろありますが、個人で行うのは正直無理があります。
代表的な市場調査を列記します。

1 インターネットで検索する
2 政府の行っている調査を調べる
3 民間調査会社の資料を調べる

それぞれに膨大な調査資料があります。でも問題は・・・知りたい情報に完全合致した市場調査結果はない、ということです。(中にありますが・・・)
そこで重要となるのが次のスキルです。

市場調査資料を活用して結果をまとめるスキル

欲しい調査資料がないとき、あきらめるしかないかな、って思うことがありますですが、まだあきらめずに工夫できるときがあります。例えばですが、
「引っ越しの実態を知りたいから調べて欲しい」と頼まれたら一応さがしてみます。でも見つからなかったら視点を変えて・・・各都道府県、市などの人口の増減の資料を見てみます。そしたら、減る場所もあれば、増える場所もあり、増える時期が春が多いとか、もわかってくる場合があります。
ある資料を、うまく工夫することは非常に重要になってきます。

調査結果を集計する

やっと集めたデータはひとつではないことが大半です。
集めた資料の何を使うか、を整理して選別していく能力が磨かれます。

調査結果を分析する

資料を集めるだけではまだ不十分で、次は分析します。上記の例なら、「●●市で春に人口が増えている」調査資料からは「春の移動や入学時に引っ越ししてくる人が多い」と推測できる、という感じです。

分析結果を資料にまとめる

せっかく調べて分析した内容を「わかりやすく」伝えるためには「資料」する必要があります。
わかりやすい文章、文章だけでなく図やイラスト、写真を入れたり、全体の流れも「ニーズ」「調査範囲」「調査元」「調査資料」「分析」「まとめ」といった感じにまとめるとよいと思います。

活用

この「市場調査」は「マーケットリサーチ」ともいわれます。「売りたい商品がほんとに売れるか?」を知りたい企業が市場調査会社や企画制作会社に高いお金を払って依頼するケースが多いです。ほんとに高いです。
もし自信がついたら個人で請け負ってみるのもいいかもしれません。
また、どこかの会社の営業職についたり、企画業務になったり、新商品開発に従事する人なら、この「市場調査」ができれば、どんな商品を、どんな人にPRするのかを明確にしやすいので社内で成果をあげれ、そして社内で信頼があがります。
さらにいくと、市場調査資料を元に、未来を予測したりする「マーケティングリサーチ」というこもとできる可能性があります。

まとめ

・どんなニーズを調べるかをきちんと把握する
・市場調査の方法
・市場調査資料を活用して結果をまとめるスキル
・調査結果を集計する
・調査結果を分析する
・分析結果を資料にまとめる

市場調査、マーケティングリサーチは、一般的には触れる機会はありませんが、社長や重役、企画室などけっこう上位の役職、専門部門で扱うことが多い要素です。
しかし重要な要素であることは一目瞭然ですのでこれを早く理解して活用できる人材になると重宝されると思います。

コメント